看護師の特集まとめ

正社員への転職は安定ではない

「なぜ正社員への転職は安定ではないのか?」

あなたは仕事に何を求めますか?

・お金
・プライベートとの両立
・やりがい

人によって仕事に求めるものはそれぞれですが、やはり「安定」を求める方は非常に多くいらっしゃるかと思います。
では「安定=正社員」という考えは正しいのでしょうか?
実はもう「安定=正社員」の考えが一概に通用しない時代になってきました。

今回は「なぜ正社員への転職は安定ではないのか?」をテーマに、転職する上で役立つ情報をまとめていきたいと思います。

「雇用形態と安定の関係性」

正社員への転職は安定ではない


アルバイトに始まり、契約社員、派遣社員と、日本には様々な雇用形態が存在していますが、確かに雇用形態だけで言えば正社員は安定していると言えます。
何故なら正社員は契約社員、派遣社員のように雇用期間が定められていないだけでなく、福利厚生・給与面などにおいて他の雇用形態よりも有利なケースが圧倒的に多いからです。

また各種ローンを組むときなどにも社会的信用度が一番高いのは正社員でしょう。
これらの点を考慮して、「正社員なら安定だ」と考える人が多いのは理解できます。
ですが本当の意味における安定を考慮した時、「正社員=安定」とは言えません。

「正社員が安定とは言えないワケ」

そもそも「仕事における安定」とはどのような点が基準になるのでしょうか?

・長期間働けること
・福利厚生が充実していること
・給与面などで他の雇用形態より優遇されていること

「仕事における安定」とは、ほとんどの場合でこれらの点を基準にして考える方が多いかと思います。
つまり簡単に言えば「もしもの時を含めて(病気やケガなど)、毎月継続的に安定した収入を得やすい」のが「安定した仕事」になる訳ですね。

さて、ではここで気になるのが「もしもの時を含めて(病気やケガなど)、毎月継続的に安定した収入を失ってしまう」パターンについてです。
アルバイトの方は病気やケガをすると収入が途絶えてしまいます。
契約社員、派遣社員の方は雇用契約がなくなると収入を得られません。

そして正社員の場合…勤めている会社が潰れたり、リストラされると収入を失ってしまうのです。
もちろん勤務先が潰れて職を失うのはアルバイトでも契約社員でも正社員でも同じですが、要するに正社員だからと言ってその会社でずっと働ける保証はないということです。

現に毎年数えきれないほどの企業が倒産しており、リストラも同様に行われているのが現実。
今は良いとしても、自分の勤務先が今後倒産したり、自分がリストラされる可能性はゼロとは言い切れません。
だからこそ「安定=正社員」の考えが一概に通用しない時代になってきたと冒頭で申し上げたわけですね。

では仕事で安定を得るために何か出来ることはないのでしょうか?

「安定を得られるかは自分次第」

勤務先の倒産やリストラ宣告は、自分の力だけでは回避できません。
もし自分がそれらの事態に陥り職を失ってしまった場合…
頼れるのは「自分が持っているもの」だけです。

自分が持っているものとは、以下のようなものを指しています。

・他の会社で求められる資格やスキル
・仕事を得るうえで役立つ人脈
・転職時に求められる貴重な経験

つまり万が一正社員としての職を失ってしまった場合、「新たな収入源を得るための武器」を備えておく必要があるわけですね。
典型的な例を挙げるのであれば、看護師などの国家資格です。

仮に元の勤め先を辞めなければならない事態に陥ったとしても、国家資格を有していれば新たな職を得られる可能性は大きく高まるでしょう。
それこそ長い人生、自分が働ける状態にある限りは、どんな状況に陥っても収入を得るための方法は用意されています。

このように、本当の意味での安定を得るためには「正社員だけでは十分ではない」と考え、早いうちから自分自身を磨くことが大切です。
もしあなたが今、転職や就職を考えているなら、働きながらスキルや資格、特殊な技能を働きながら習得できる労働環境を求めるのもアリでしょう。場合によっては正社員以外の雇用形態でも自分にとってプラスになると感じるなら前向きに検討する価値は十分にあります。

また今現在勤めている会社がある人でも、働きながらスキルの習得に努めたり、スキルアップ支援に力を入れている会社への転職を考えてみるのも選択肢のひとつです。
少なくとも今後何が起こるかわからない人生、本当の安定を得るためには「もしもの時に役立つ武器」をひとつでも持っておくことが大切なポイントであると覚えておいてください。

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