男性介護職の働き方

男性介護職の働き方

「男性介護職のお仕事」

介護の業界は女性のほうが多いと言われています。男性は介護職に向いていないのでしょうか?そんなことはありません。
ではなぜ女性のほうが多いのでしょう?今回は男性介護職について色々調べてみました。
メリットやデメリットも含めご紹介しようかと思います♪

もしこれから男性の方で介護の仕事に就こうと思っている方がいましたら最後までチェックしてみてください。

・男性介護職員と女性介護職員の数はどのくらい差があるの?

厚生労働省の調べによると全国の介護施設で働く男女比が
・正規職員 ⇒男性32.6%、女性67・4%
・非正規職員 ⇒男性14.6%、女性85.4%


となっています。正規職員になると男性介護職員の数が多くなっているのがわかりますね。ただ過去のデータと照らし合わせると、年々男性の数は増えてきています。

非正規職員の場合は、ほぼ女性ですね。この理由としてあるのが子育て中の主婦などパートやアルバイトで時間に融通をきかせながら働いているという事が大きな理由です。
家事と仕事と両立しやすいという事情が関係しているのでしょう。

また女性介護職員が多い理由として、介護の業務内容が排泄介助や入浴介助など、子育てや家事で慣れている女性のほうが抵抗が薄いことが考えられます。介護は仕事ですが、家事や育児に共通している部分が多いのでしょう。なので男性だから「向いてない」ということは全然ありません。

未経験の方でもちゃんと資格研修や先輩からやり方を教わるなどで詳しく習います。向上心を持っている方なら介護の仕事も問題なくこなしていけます。

「男性だからこそできる事」

男性介護職の働き方


男性が介護職をするメリットはいっぱいあります。むしろ男性だからこそという部分も多いです。
まず女性に比べ体力があることは介護職にとっては大きなメリットです。介助が必要な利用者の方々には、小柄な方もいれば大柄な方もいます。 小柄な女性介護職にとってみれば、身長、体重ともに自分よりも大きな利用者を支えたり、持ち上げたりするのは大変です・・・。
男性スタッフなら利用者にとっても安心する部分が多いでしょう。

また介護施設に男性スタッフがいることで、同棲介護ができるメリットもあります。

同姓介護とは、男性の利用者には男性介護スタッフが、女性利用者には女性スタッフがついて介護を行うことを指します。
介護の仕事では入浴介助や排泄介助などといった利用者のデリケートな部分にも触れあっていかなければいけません。身体が不自由な方の移乗の際などに体が密着することもよくあります。

利用者の方が異性に手伝ってもらうのは恥ずかしい、同性にやってほしいと思う気持ちはよくわかります。なので、同性介護ができる介護施設は重宝されます。

また認知症の症状のひとつで、セクハラ発言や職員の体を触るなどの問題行動を起こしてしまう人も珍しくありません。
そのような時に同性のスタッフの対応があれば、症状の抑制にも繋がります。

女性と男性は働 また職場の雰囲気も男性がいることで和む場合もあります。介護士の仕事は利用者さんとのコミュニケーションも大事なお仕事の一環です。 女性と男性は働くうえでのコミュニケーションの取り方も少し違うのです。女性が多い職場では、細かいことにもよく気がつき、縦の連携より横の連携を意識する傾向があるようです。

これは女性ならではの本能的な特徴ともいえるらしいです。そんな中で女性同士の人間関係の問題が起こった時、利用者さんとのトラブルがあった時など、男性スタッフがいることでスムーズに介助が行えるようになったり、普段あまり話さない男性利用者が、男性職員が相手だと話が盛り上がるという例も聞いたことがあります。

女性が多く活躍している職場だからこそ、力仕事など色々なシーンで頼りやすい男性が活躍します。

「男性介護職員ならではの悩みもある(デメリット)」

女性介護スタッフが多い職場なだけに、男性介護スタッフならではの悩みも多いです。
例えば先ほどもお話ししましたが、女性は細かいところにもよく気付くという点、男性からしたら「この人細かいな~」なんて思うようなこともあります。
特に介護のお仕事は細かい作業の連続です。男性と女性の本能的なクセに悩まされるかもしれません。

しかし、女性でも男っぽい性格の方は大勢います。サバサバ系というのでしょうか?逆に男性でも細かい人も多いですよね?感じ方や考え方は個人差があります。 あまり考えすぎなければ悩むこともないと思います。

さて、今回は男性が介護の仕事に就く際のメリットやデメリットなど簡単に紹介させていただきましたが、如何だったでしょう?介護の仕事に限らず、どんな仕事にもメリットデメリットはつきものです。

大切なことは自分にとってのメリットやデメリットが見極めることができるのであれば問題はないという事です。
将来じぶんが目指そうとしている部分に介護士としてのメリットがかみ合うのであれば、男性女性関係なく、頑張れるお仕事だと思います。

この記事が参考になれば幸いです。

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