「異業種から介護士になるには」
近年介護士の人材不足は社会問題にまで発展しています。そのため介護士の求人や転職情報など数多く出ています。
「未経験だけど、介護士に転職したい」そう考えている人は多いはず!今回は異業種からの介護士転職について調べてみました。
介護士はこれからの時代需要が増えてくる職種です。未経験で介護士へ転職する注意点・介護業界の現状などをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
介護業界の現状は今どうなんでしょうか?
まず介護士を目指す前に業界の情報を調べてみましょう。未経験の方なら求人の倍率や、給与、勤務形態など把握したいところですね。
転職をするならまず求人倍率が気になるところです。厚生労働省の調べによると一般の企業が1・5倍に対して介護士の倍率はなんと3倍になります!
一般とくらべて2倍です驚きの数字ですね。
この数字はというと1人の介護士さんに対して一般企業よりやく2倍の方たちから需要が求められているという事です。
人材不足と言われているのが頷けます、要はほかの業界より就職しやすいということです。
あと気になる給与関係ですが、厚生労働省の調べによりますと平均月収は26.7万円とでています。
うち男性は28.4万円、女性は25.9万円となっており、年収で考えると320万円が平均値といわれています。
一般の平均年収が420万円となってるため、介護職は平均よりも給与水準が低めであるの事がわかります。
「介護士の勤務とは?向いてるタイプは?」
介護士の勤務とは?向いてるタイプは?
介護士の勤務形態は職場にもよりますが24時間体制で行っているところもあります。
なので夜勤があることもあり、それゆえ人手不足が深刻化されていますので、あまりよくないのが現状です。
人手不足の影響か、なかなか有給がとりづらいなど体力の限界などを感じて辞めてしまう方も大勢いらっしゃいます。
残念ながら悪循環の道をたどっています。
人のためになりたい介護の仕事を本当にやってみたいという方じゃないと、仕事が厳しく感じてしまう方も多いと思います。
しかし中には休日などシフトの融通がきいたり、勤務条件がとても安定している職場もあります。人材不足の中、介護士確保のために働きやすい職場つくりを行っているところも増えてきました。
そのような職場を選ばれた方ならプライベートも充実することが可能です。職場の内部事情を知るためにも転職は1人で行なわず、転職エージェントを活用することをおすすめします。
また介護士は、得意不得意の差がはっきり分かれる職とも言われています。どのような方が介護のお仕事に向いているのでしょうか?
・人と接するのが得意または好きな方
元々営業や接客の仕事をやっていた方など人と話すのが好き、会話の中で自然に笑顔が作れる人は、介護現場でも重宝されるはず。
利用者さんは比較的元気な人もいますが、中には体の不自由な人もいらっしゃいます。
さまざまな人と接する以上、コミュニケーションをしっかり取れることが大切です。そのため人と話すのが苦手でコミュニケーションをとるのがあまり好きではない方は介護のお仕事は向いていないかもしれません。
・気配りができる、周りをよく見れる
介護職はお年寄り相手が多いので、相手が何を求めているのか考えなくてはいけません。
「この方今日は体調がよくないのかな?」など細かい変化にも気づかないといけません。注意深い人や観察力がある方に向いてる職業です。
・相手のペースに合わせられる方
要介護者の方の中には、身体が不自由だったりと自由に動ける方ばかりではありません。そういう時に介護のお仕事に必要なのは「その人のペースに合わせて行動できる人」です。
また「凄く自分はせっかちだ」という方は、自分の思い通りにならない事が当たり前なので、向いていないかもしれません。
「異業種からの転職の注意点」
介護のお仕事は未経験や無資格の方でも働くことが可能です。
介護研修などがあれば安心なのですが、実際は研修が無いところも多いです。臨機応変な対応が求められる介護の現場では、マニュアルはあってないようなものだからです。
なので入職したその日から介護を行う職場も珍しくありません。介護のお仕事は何事も経験です。
やりながらお覚えるというものだと意識しておきましょう。
そういう仕事だからこそ、わからないことはドンドン聞いていきましょう。介護士のはじめは「自分から学ぼうとする姿勢」が大事です。
介護のお仕事は決して楽ではありません。異業種から転職する前になぜ介護のお仕事につきたいと思うのか?じっくり考えてください。
長く続けていくためには介護への熱意がないと途中で挫折するかもしれません。先ほど向いてるタイプを紹介したように「自分は人のためになりたい」「人と触れ合える仕事がしたい」と本気で思っているか自問自答してみてください。
介護のお仕事は人との触れ合いが重要なお仕事です。辛いことも多いですがその分やりがいも多く感じることができる業種です。