スキルアップ!職場で得た学びはその日のうちに

スキルアップ!職場で得た学びはその日のうちに

「スキルアップのポイント」

「向上心の意欲」って薬剤師に限らず、仕事するなら常に意識しておきたいことですよね。
更なるキャリアアップ・スキルアップを実現したいと考えるならば、転職も視野に入れないといけません。もちろん資格の取得も積極的に行った方がよいでしょう。

今回は薬剤師で働く方々のスキルアップ方法にスポットを当ててみました。
今まさにスキルアップを考えていた!などそういう方がいらっしゃいましたら最後までチェックしてみてください。

日々与えられた業務をこなしているだけではスキルアップはできません。常に学ぼうとする努力が必要です。定期的に開催される研修に参加してみたりするのが一般的ですが、その他にも紹介したいので見ていきましょう。

・新たな資格を取得する
もっと薬剤師として専門知識を高めたいと思ったら「認定薬剤師」「専門薬剤師」という資格がピッタリでしょう。

認定薬剤師とは研修認定薬剤師制度のもと、倫理、基礎薬学、医療薬学、衛生薬学及び薬事関連法規・制度など、良質の薬剤師業務を遂行するために、自己研鑽した成果について、一定期間内(新規4年以内、更新3年毎)に所定の単位を取得したと申請した後、認定された薬剤師です。

専門薬剤師とは、専門領域に貢献できる、つまり特定の領域で医師や看護師に役立つ能力をもつ薬剤師のことです。
がん専門薬剤師や感染制御専門薬剤師、妊婦・授乳婦専門薬剤師など。分野別の専門性を高め、薬剤師として大きくスキルアップできます。

薬剤師の資格の他にケアマネージャーの資格を取ったり、サプリメントアドバイザーなど、幅広い知識を得ることができます。医療関係のスペシャリストになります。
また医療系の資格の他にも中医師、薬膳などの東洋医学や栄養士野菜ソムリエなどの食品に関わる資格、中小企業診断士やITパスポートなどビジネスに関する国家資格で、可能性を広げる方法もあります。これだけの資格があるなんて知らなかったという人も多いでしょう。

「スキルアップするなら考える事」

良好な職場環境の作り方!


様々な資格がありましたね。スキルアップはしたいけど全部取るのは無理かもと思い方も多いでしょう。
もちろん働きながら取得をする方がほとんどですから無理はいけません。

無理に資格を取ろうとしても、途中で挫折してしまったりと仕事に対してのモチベーションも下がってしまいます。
まず自分が「どのような薬剤師になりたいか?」または「何が目的でスキルアップがしたいのか」などをちゃんと考える事です。
じぶんのワークスタイルに合わせた資格に目を向けるだけでも十分なスキルアップが期待できるはずです。

自分がもし「人(患者さん)のためにもっとなりたい」という思いが強いなら、現職のまま資格を取得するほか、希望の分野に強い職場や研修の充実した職場に転職する方法もあります。先ほど述べたような専門薬剤師などピッタリだと思います。

また「年収をあげたい」という目的なら、薬剤師ではなく医療関係の企業に転職しキャリアアップをはかってもよいでしょう。

「スキルアップに役立つ資格」

先ほど役に立つ資格を簡単ですが紹介しました。
医療関係に勤めているなら知っておきたい資格はまだまだあります。自分が薬剤師としてスキルアップするために見ていきましょう。

・漢方薬 生薬認定薬剤師
「漢方・生薬認定薬剤師」その名の通り漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得し、能力と適性を備えた薬剤師であることを認定する制度です。
公益財団法人日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が実施する研修を受けなければいけません。その後試験に合格する必要があります。更新が3年おきにあるので漢方薬・生薬に関する研修に参加し、定められた単位を取得しなければなりません。

・精神科薬物療法認定薬剤師
精神科領域の薬物療法の専門知識を備えた薬剤師が認定される資格です。最近たびたびメディアでも注目されている「うつ病」「パニック障害」専門分野の薬剤師は需要が高いです。

・緩和薬物療法認定薬剤師
がん治療などの緩和医療チームの参加、主に緩和ケアに従事できると認定された薬剤師、医師や他の医療チームとの連携が重要となってくるお仕事です。

この様に、薬剤師のスキルアップは様々な方法で期待することができます。
先ほども話したように「自分は何が目的でスキルアップしたいのか」などをよく考えて行動に移しましょう。

薬剤師の仕事は常に専門性を高め、最新の情報を得てモチベーションを上げていかないといけません。それが出来ないなら途中で挫折するなどスキルアップは難しいと思われます。薬剤師の現職で望めないなら転職も一つのスキルアップ方かもしれません。

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