薬剤師の復職の成功法とは?

薬剤師の復職の成功法とは?

「復職のための注意点」

みなさんこんにちは。
今日は薬剤師さんたちの「復職」についてスポットを当ててご紹介したいと思います。

転職するだけでも心に大きなプレッシャーがかかるのに、復職となると「まず、仕事についていけるかな?」といったような目に見えぬ葛藤とも戦うことになります。
そんな悩みでお困りの薬剤師さんのために、復職までの注意点などをまとめてみました。

これから復職を考えている薬剤師さんは是非チェックしてみてください。

「薬剤師さんの復職について」

薬剤師の復職の成功法とは?


「復職」とはその文字通り仕事復帰をすることになりますが、薬剤師さんは資格をもちながらも薬剤師として働いていない方も多くいらっしゃいます。 これは薬剤師にのみ言えることではありませんが、一番大きい割合を占めているのは女性薬剤師が結婚や出産を機に一度現役から外れている場合です。

こうしたママ薬剤師さんや、主婦薬剤師さん、あるいはそれ以外の理由で薬剤師のお仕事から離れていた方々がそれぞれ事情で仕事に復帰しようとしたときにいくつかの不安と向きあうことになります。

・業界内で時代が流れており、自分の知識が追い付いていけない
・薬剤知識だけでなく社会人としてのブランクも心配


こういった部分がメインかと思います。
ただ薬剤師といってもいろんな仕事があります。

・調剤薬局
・ドラッグストア
・病院
・企業(研究)


などが薬剤師の勤務先の大半をしめているでしょうが、この中ではどこが一番復帰しやすいのでしょうか?
では見てみましょう。

「1番すんなり戻りやすいのは調剤薬局」

薬剤師のみなさんなら一度は薬剤師の求人を見たことがあるかと思いますが、調剤薬局の求人は『未経験者歓迎』『ブランク大歓迎』などと書いてあることが多かったのではないでしょうか?

これは雇う側の目線から見るとわかりやすいのですが、新人の薬剤師を雇用したとしても実際には研修や育成のコスト、またそれにまつわる人的なリソースもさくことになります。一般的には1人前になるまで2~3年かかると言われているこの業界ですから、その育成コストをかけてすぐに辞められてしまっては経営者側は大変なわけです。

なので、たとえブランクがあってもある程度の勤務経験がある「復職薬剤師」は経営者側からしても非常に欲しい人材な訳です。
もちろん長いブランクから久しぶりに復帰して、いきなり初日から現役当時のようにバリバリ働けるわけがないことはみんな分かっています。

それを踏まえても、1年間かけて勘を取り戻してくれたら雇った側としては十分にメリットがあるわけなんです。 なのでここから薬剤師としての自分の思い描いたキャリアを強く意識しているわけでなければ、調剤薬局の募集に応募してみるのがいいでしょう。

「企業・病院は復職が難しい?」

これは決して難しいわけではないのですが、先程の調剤薬局の話のように雇用する側の目線で考えてみましょう。
企業や病院はずっとそこに根付いてくれる人材を探していることが多く、それに伴い新卒採用の方が中途より力を入れている場合が多いです。

ブランクがかなり長い期間にわたっていたり、30代後半以降になってくると、新卒採用枠の候補者のフレッシュな勢いに負けてしまう場合もあります。

もちろん一概にすべてがすべて上に書いた通りではありません。中途を積極的に採用している病院や企業もたくさんありますし、その逆もまたしかりです。

「最後は自分の希望と熱意」

繰り返しになりますが、企業だから中途で入れないわけではありません。
まだ若いから調剤薬局への中途採用が難しいわけでもありません。

むしろ1番大切なのは、自分のこれからのキャリアプランをしっかりと練った上で応募先を決めることです。
今の自分に何ができるのか?何はもうできなくなっているか?

そういった部分をしっかりと明らかにして、これからどういったところであればやる気に満ち溢れて働くことができるだろうか?
それを面接の際にキチンと伝えるようにしましょう。

もちろん合否は確約できませんが自分がどんな薬剤師かというのは伝われば、雇う側も「あっ、ブランクはあるけど〇〇はできるならお願いしたい」となる可能性も高まります。みなさんも「復職」する際には、自分にはどんな経験値と忘れていない知識があって、どんなことができるのかを明確にしてみてください。

それがきっと理想の復職への近道となるはずです♪

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