企業薬剤師としての働き方は?

企業薬剤師としての働き方は?

「特徴やメリット・転職のコツをご紹介」

薬剤師の資格は様々な仕事で活かすことが出来ますが、活躍の場は医療の現場だけではありません。
製薬会社と食品メーカーなど、一般企業でも薬剤師は活躍の場が設けられているのです。

今回はそんな企業薬剤師としての働き方にスポットライトを当て、気になる収入や業務内容、転職に関するあれこれを分かりやすくまとめました。

「企業薬剤師とは?」

企業薬剤師としての働き方は?


企業で働く薬剤師と言っても、その内容は様々です。大きく分けて6つの職種に分類されますので、それぞれの特徴や業務内容などをご紹介しましょう。

■研究職
企業薬剤師と言えば「研究」をイメージする方も多いでしょう。主に製薬会社などで研究職として働く薬剤師は、確かに「花形」ともいえる職業です。
新薬開発に関わる研究などが主な業務内容で、化学物質の有効性を調べるために薬剤師としての知識やスキルが活かされます。
特徴は何と言っても年収の高さ。能力次第で700万を超える年収を得ることも十分に可能で、人によっては30代で年収1,000万円を突破するケースも珍しくありません。

ただし、薬剤師の基本的なスキルだけでなく薬学や科学に関する専門的な知識が求められるため、誰でも就ける職業ではありません。

■開発職
研究職と並んで、企業薬剤師の花形ともいえる職が開発職です。研究職が新薬開発のための研究を行うのに対し、開発職は出来上がった薬品を用いて臨床試験などを行い、有効性や安全性を確かめるのは主な業務内容です。

研究職と同じく年収は高水準にあり、700~1,000万円以上の年収を得ることも十分に可能です。

■DI
「Drag Information」略してDIとは、医薬品情報管理を意味する仕事で、文字通り医薬品関連の情報収集・管理・情報提供などが主な業務内容となります。
情報を扱う仕事が業務の大半ですのでPC仕事と考えて良いでしょう。

また、情報収集及び伝達が重要な役割のひとつですので、内部・外部に関わる情報を正しく取得正しく伝える能力が問われる仕事でもあります。
年収は開発・研究職と比べるとやや低めで、400万円~600万円程度が相場になります。

■MR
MRは企業薬剤師の職の中でも、比較的チャレンジしやすい職の代表格です。MRとは医薬品情報担当者を示す言葉で、新薬の案内などを医師や薬剤師相手に提供するのが主な仕事です。
ご想像の通り、情報の伝達能力が問われますのでコミュニケーションスキルの高い人に向いている仕事と言えるでしょう。

初任給の相場は平均400~500万円ほど。ただし、能力や平均次第で30代でも年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。

■治験コーディネーター
治験コーディネーター(CRC)はその名の通り、治験関連業務に携わる業務を行う仕事です。治験の依頼者及び患者をつなぐパイプ役と考えてください。治験の準備はもちろん、患者への説明や服薬管理、検査に関わる業務など、治験がスムーズに行われるようサポート役として働くイメージです。薬学や医療の知識はもちろん、パイプ役としての役割が大きいため、コミュニケーションスキルが当然求められる仕事でもあります。

年収は300~450万円が相場ですが、経験や実績に応じて600万円台までねんしゅうをあっぷさせることも可能です。

■品質管理
食品、化粧品など様々な商品に関して、開発から完成までの各種工程で品質管理を担う仕事です。検査や試験を行うのが重要な役割ですので、化学や実験に対する興味が深い人に向いていると言えるでしょう。

年収は平均400~600万円程度のケースが多くなっています。

■薬事業務
医薬品及び医療機器などの製造販売に際して、それらに必要な承認申請に関わる仕事です。PCでの作業が多いためパソコンのスキルが求められるだけでなく、申請書類の多くは英語で書かれており、書類作成時にも英語を用いることがあるため、英語のスキルは欠かせません。

薬学や医療の知識に加えて英語という専門知識を用いる仕事ですので、年収は平均でも600万円~1000万円、更に能力次第では1000万円を超えるケースも珍しくありません。

「企業薬剤師のどんな人に向いている?魅力やメリットについて」

薬剤師の多くが働く薬局やドラッグストアと比較して、企業薬剤師にはどのようなメリット・魅力があるのか?
代表的なものを集めましたので順にみていきましょう。

■年収
どうせ働くなら年収は高い方が良いと考える人が大半でしょうが、企業薬剤師の大きなメリットはやはり年収の高さです。職種にもよりますが、一般的な調剤薬局やドラッグストアで働くより年収が高水準である職種が多く、また経験や実績に応じた年収の伸びしろが大きいのも特徴です。

■勤務形態が一般企業と同じ
薬局、病院、ドラッグストアなど薬剤師が多く働く職種では、勤務がシフト制となっているところが多く、また当直や夜勤がある現場も多いため、生活リズムや休日面でデメリットを感じる人も多いでしょう。

いっぽう企業薬剤師は、文字通り「企業に勤める」ことになりますので、休日は土日、勤務時間も朝から夕方までといった具合に固定されているケースが多くなります。 家族やプライベートと仕事を両立したい人にとっては大きなメリットでしょう。

■やりがいを感じられる
薬剤師の基本的なイメージと言えば調剤や服薬指導などですが、それらの業務が苦手、もしくはあまりやりがを感じられないという話も多く耳にします。ですが企業薬剤師の場合、薬剤師のスタンダードな業務とは全く異なる役割を担う仕事も多く、個々の希望ややりがいを満たすうえでは様々な選択肢が用意されています。自分のやりたい仕事がなかなか見つからない人にこそ、企業薬剤師は向いていると言えるかもしれません。

■福利厚生・各種支援が充実している
業種に関わらず、近年あらゆる企業が育児支援や労働者環境の見直しを行っている影響を受け、薬剤師が企業で働く場合も同様に充実した福利厚生・各種支援を受けられるのは大きなメリットでしょう。例えば女性の場合、産休や育休だけでなく、時短制度を利用して子育てと仕事が両立できるなど、プライベートに変化が生じたい際でも仕事を続けやすくする制度が用意されているのは間違いなく大きなメリットです。

その他、多くの企業で採用されている福利厚生が一通りカバーされている点も見逃せません。

「企業薬剤師に転職するコツは?」

企業薬剤師は年収、働き方、やりがいなど、様々な面でのメリットを期待できる仕事ですが、薬局やドラッグストアなどと比較すると、求人はかなり少ない傾向にあります。
募集がかけられても一般には出回らない非公開求人のみとされることも多く、いかに求人を効率よく取得できるかが転職の大きなカギとなるでしょう。

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