「印象を良くする身だしなみ」
身だしなみを整えることは、看護師に限らず社会人としての大切なマナーのひとつです。
しかし看護師ともなると仕事柄、衛生的であるか・暗い印象でないかという部分までチェックされてしまいがちです。
そして何よりも自分が感染源にならないようにするためにも、衛生的で清潔感のある身だしなみは看護師としてとても大切になってきます。
今日はそういった看護師さんの服装や髪形などの「身だしなみ」について書いていきたいと思います。
「服装について」
原則的に支給された制服や白衣を着ていると思うので、特に服装そのものについては気にする必要はありませんが、
・着くずしたりしていないか
・制服は汚れたりニオイがついていないか
などは患者さん目線からしても、同僚からの目線としてもチェックされるポイントです。
着くずしたりだらしなく着たりするのは論外ですのでここでは触れません。制服については院内でクリーニングをしてくれるところが多いでしょうから、汚れの部分については大丈夫でしょう。
それでも着用する際には必ずチェックが必要です。
制服に着替えた後は、更衣室でしっかりと鏡をチェックして表に出るまえに身だしなみの最終チェックを済ませましょう。
「髪型について」
女性が多い職場ですし、髪型をどうするか・髪をどうまとめるかなどについてもルールがある場合があります。
原則的には、髪の長い方は後ろで1つに束ねておくのが無難かもしれません。ただ通常のセミロング以上に長い髪の方は崩れたり患者さんに触れてしまう可能性もありますので、お団子にしたり工夫をした方がいいでしょう。
その際のヘアゴムやクリップなども勤務先ごとにこの色はダメ、この色はアリとルールがある場合があるので、目立たない色にしておくのがいいでしょう。
髪の色や長さに関しても同じように確認しておきましょう。
ボブカットやショートヘアの方は前髪があるなら、髪が顔にかからないようにピンなどで留めるようにして、髪は耳にかけておくと印象がよくみえるでしょう。
これは無理にする必要はありませんが、心理学的にも前髪を上げておでこを見せるようにすると、相手に明るい印象を与えることができるので髪型によっては試してみましょう。
そして、髪の長さに関わらず抜け毛が絡んでいたりフケがついていたりするのは、悪い印象を与えてしまいますし、そもそも不衛生などでこまめに鏡でチェックするようにしましょう。
「爪の長さについて」
アパレル関係やネイルサロンに勤めているならば別ですが、爪の長さも社会人として常識的な長さや形にしておく必要があります。
看護師という仕事はとくに患者さんに触れる機会が多いので、清潔感をしっかりと保つために爪は短く切っておきましょう。
ですのでネイルアートなどは原則できないです。
また、医療現場で働いている以上、普段から手洗いなどをこまめにする習慣があるかと思いますが、そういったタイミングでも爪の間や指先をしっかりとチェックしましょう。
当然ですが爪が汚れているのはNGです。
日頃の行動の中から、そういった部分をチェックする習慣をつけるようにするといいでしょう。
「まとめ」
いかがでしたでしょうか?
やはり看護師という仕事柄、実際に触れあう患者さんたちも健康で精神面もバッチリということはありません。
むこうは辛くて厳しい状況の中であなたと触れ合う訳です。少なからず意地悪にチェックされてしまうこともあります。
これは看護師以外の仕事でもいえることですが、どんなにしっかり仕事をしていて、どれだけ周りに対していい人間でいたとしても、身だしなみがきちんとしていないとだらしない印象を与えてしまうものです。
人は見た目で判断してはいけません。
でも最初は見た目以外に情報がないので、それでしか判断ができません。
これからずっと話したり一緒に過ごすとわかっているのならいいかもしれませんが、病院の待合室でだらしない服装の看護師がいたとしたら患者さんは不安になってしまうでしょう。
多くのことを求められてとても大変な看護師業務ではありますが、患者さんやその家族は命がけの場合もあります。
なので、そういった余計な部分で心配をかけないようにするのが、プロの看護師といえるでしょう。
自分自身だけでなく、同僚や部下の看護師さんたちにもしっかりと言葉ではなく行動で示すことが出来れば1番ですね。
みなさんもこのタイミングを機に、自分の勤務中の身だしなみなどを再度チェックしてみてくださいね♪