看護師さんのお仕事はハードワークとしても有名です。
多くの看護師さんは「辞めたい」と一度でも思ったことがあると思います。
もちろん看護のお仕事はやりがいも多く嬉しいことがいっぱいあります。それゆえに責任感も強いお仕事です。

精神的なストレスだけでなく、体力的にも疲労が積み重なり、ストレスで頭を抱えている看護師さんはいませんか？
今回は、疲れ果てた看護師さんに一度リラックスしてもらえるような方法、考え方などをまとめてみました。

・「辞めたい」とほとんどの看護師さんは思う。

「辞めたい」と思っているのはあなただけではないですよ。普段しっかり働き、患者さんのことも考えながら働いている証拠です。本当にお疲れ様です。
看護師さんは長年人材不足が続いています。実際退職者も多いのでそれも原因かもしれません。
毎年１年間に１０％の看護師さんが辞めていかれます。悩ましいことです。

ではなぜこんなにも疲れてしまうのでしょう？
本当に疲れている時は自分の疲れの原因さえ客観視できなくなっていることがあります。
今回例にあげるのは多くの看護師に聞かれた「疲れ果ててしまった原因」です。
まずは自分の辛さの原因を、整理してみることからはじめてみましょう。

・ジリジリと蓄積されてきた疲労

看護師のお仕事は気軽なものではありません。患者さんの身体や命を扱うお仕事です。
正しい知識と迅速な決断力と適切な対応が求められます。また患者さんと医師との間や、他の医療従事者との間を取り持つ役割をするなど多くのことを求められ、多くの看護師はストレスまみれに・・・・。
自分では気が付かないうちにどんどん疲労を溜め込んでしまっているのです。

休日にリフレッシュできれば、少なくは仕事も順調にできると思いますが、学会や研修会、職場のレクレーション、看護研究など様々な用事もあるためなかなか休日を満喫することも許されない状態です。
仕事を本気で辞めたいと思う人ほど、真面目に仕事を頑張っている人の証なのでしょう。

身体の疲労の他にも看護師が働く現場というのは、多くの人数が働いているところが多いです。
なので、とても苦手な人がいる。なぜか冷たい態度を取られる人がいる相手がいる。
「なんでだろう・・・」と余計なストレスも疲労の原因に。

また業務を指導する側、される側で悩みを抱えているなど、人間関係の悩みで職場に通うことに疲れてしまう看護師も少なくありません。
人間関係の悩みというのは、どのような職場にもつきものといわれます。

またこのような状況にならないようにと、気を使い過ぎてストレス悪化となるケースも多いと思います。
職業上、同僚も患者さんやそのご家族も、緊張感やストレスを抱えた人々が多く、そんな環境で余裕がなくなり人に対する距離感がうまく取れない人が出てきてしまうことがあります。
その人との関係が悪化すれば、またそれもストレスの種になってしまうということです。

・自分自身に対してのストレス

看護師の仕事は責任感が強いお仕事です。その分自分に対して「何でできないんだろう？」など、新卒が同期とのスキルの差で悩んだり、中途で転職してきた看護師が周囲との差に引け目を感じるなど、「まわりと比べて自分は仕事ができない」と感じて落ち込んでしまい、自分を責め、結果、看護師を辞めてしまうという場合もあります。

もちろん自分が過剰に思っていて周りは何も思ってなかったりもするのですが、「ダメな自分」「期待に応えられない自分」と辛さを感じて悲観的になってしまうケースも多いそうです。

看護師を辞めたいと日ごろから身体の疲労やストレスに悩まされている方は、プライベートに問題があるかもしれません。
プライベートが充実していないと仕事は順調にはなりません・・・。

プライベートで悩みがある、プライベートを頑張っているなど、自分にとって大切なことだからこそ頑張ってしまっているという事はありませんか？
そのために負担が重くのしかかってきているかもしれません。

人というのはプライベートや仕事など、責任感が強ければ強いほど余裕がなくなってくる生き物です。
スケジュール的な忙しさや、プライベートが仕事に影響してしまっている罪悪感があったり、失恋したけれど「仕事は仕事」と割り切っているつもりが実際は気力でもっているだけだったり、余裕がないままにプライベートも仕事も頑張り続けていて、休む場所がないのです。
どうしたらいいかわからない方に、解消法を少し紹介させていただこうかと思います。

・疲れてしまったその時は？

「辞めたい」と悩んでいても何も始まりません。立ち止まった時が立ち直るチャンスです。
そこに気づければ、回復の一歩を踏み出せています！

①まずは、同僚や先輩など自分のことを分かってくれる人に、とにかく話を聞いてもらう事。
②看護師という業種から一旦離れてみる
③働き方を思いっきり変えてみる

思い切った行動がかえってストレス発散に繋がったりもします。
求職や退職をしたら「看護師に戻れないかも？」と不安に思うかもしれませんが、看護師は人材不足で「引く手あまた」とも言われています、焦らないで思い切って立ち止まってみましょう。