「先輩看護師インタビュー!転職の多かったCさんの場合」のpan>
今回インタビューを受けてくれたのは男性看護師のCさん。看護師キャリア8年目の先輩です♪
手術室や病棟看護の実務経験もあり、現在は介護施設の業務を行っております。
転職を繰り返した過去のある方です。どのようにして今現在に至ったのか、お話を聞いてみましょう。
Q:男性看護師は少数派ですが、やはり転職する方は多いのですか?
男性だからといって性別的な理由で転職する方はあまり少ないと思います。女性の看護師でも転職ばかりする方も多いいですからね。
私の友人は10年間で2回転職してる方と、5回以上転職する方もいます。人それぞれですね。
私自身も6回ほど転職しています。
Q:転職の経緯を教えてください
はじめて働いた病院は2年ちょっとで辞めてしまいました。2社目は家から近い病院で10か月勤務。3社目はまた近くの病院で10か月。
その後は看護師をやめて一般企業で半年間ほど営業職をやりました。その仕事の後は夜勤専従で約1年勤務した後、介護施設で看護師として働き今に至ります。
現在の職場はもうすぐ3年半ほど経ちます。
Q:1社目ではどのような業務を?
最初の病院では手術室看護師(オペ看)として働いていました。仕事内容はオペの直接介助です。
直接介助という仕事はオペ中に医師に指示された器具などを渡すお仕事です。
「手術」をする現場だったので緊張感が常にありました。怖い先輩が多くて当時の私には耐えられない部分があったと思います。
今考えると仕事自体は楽しかったのですがいつも孤独を感じてしまいました。
Q:オペ看の楽しかった部分はどこですか?
がんの浸潤の度合いを見たり、難しい術式の手術を間近に見ることができとても勉強になりました。
Q:退職の大きな理由は?
実は私はオペ看にはあまり興味がありませんでした。急性期を希望していました。
その理由は、病状の変化が多いところで看護のスキルアップを図りたいと思ったからです。
そして手術室は基本夜勤がありません。なので他の分野のお仕事よりも給料が安かったことも退職の理由の一つです。
どのくらい違うかというと、夜勤のある病棟看護師と比べると年収70万ちかく変わったと思います。
勤務してからしばらくすると同僚たちが少しいい時計を買ったり、車を買ったりするのを見てきて当時の自分には辛かったです。
「護師としての成長期」
Q:2社目以降の職場の様子や転職理由を教えてください
2社目は家から近くて尚且つワークスタイルがよかったので、すぐに就職、病棟看護師というお仕事を主にやりました。
初めての病棟勤務だったので少し不安が多く、経験のあるオペ患も同時にやらせていただき、楽しかったです。
そこでの病院は9か月で退職してしまいました。その理由はまたお給与の問題です。
その後、給料のことで悩みたくなかったので1番条件のよいところに転職をきめました。一気に年収は上がりましたね。総合病院の内科病棟です。
しかし給料がいい分今まで体験したことの無いような忙しさでした。身体がもたなくなってきてまた退職です。
ここからはもう、せっかく取得した看護師の資格に、嫌気がさしてきまして・・・。
一般企業での就職をきめました。自分でも結構勢いに任せた部分はあります。
営業職だったためノルマなどに日々追われる生活にストレスを感じて、また退職をしてしまいました。
結局はどの仕事にもメリットデメリットがあり、楽して稼げる仕事なんて少ないんだなって思いました。
辛くても何とか乗り越えて自分自身を成長させていかないと、結局は何をやってもダメなんだなど、自分を見つめなおしたときに、「やっぱり自分には看護師しかない!」と心から思ったのです。
お金は後からついてくるものと考え、「まずは自分自身メンタル・スキルの向上だ!」と思うようになりました。
「看護師はやりがいが大きい仕事」
Q:今に至るまでの経緯を教えてください
色々と自分にあう職場を探している中で、病院にこだわらないでもいいかなと思うようになってきたんです。
看護師の仕事ってここ最近では病院だけではとどまらないですからね。企業の看護師であったりシップナースなどもあります。
そこで自分がグッと惹かれたのが介護施設での看護業務でした。こちらの職場では管理職候補という形で募集があったため、自分の可能性を試してみたいという大きなモチベーションもあったので思い切って就職してみたのです。
病院と違って私の働いている介護施設には、管理マニュアルや、システム状況がかなりハイスペックなモノと感じました。
介護のことも勉強してとにかくがむしゃらに働きました。その努力が報われたといいますか、無事管理職に今は就けています。
給与面では3社目で働いたところには及びませんが、自分に合った仕事だなと思っていますので全然苦じゃありません。
私のように転職を繰り返して今のように働きやすい環境を見つけた看護師もいます。転職がいいという意味ではなく、転職のおかげで自分自身が成長できたと思います。
何度も転職することに抵抗がある方がもしいるのなら、私の話が参考になればいいなと思います。