「先輩看護師さんにインタビュー!!B子さんの場合」
今回インタビューに答えてくれたのは看護師15年目のベテラン看護師B子さん。
長いキャリアを持つ看護師さんの立場から、仕事の魅力やヤリガイ、きっかけなどをお伺いしてみましょう♪
B子さんの経歴は18歳で看護学校に入学し、卒業後、病院勤務を10年続けてきましたが、30歳で専門学校に入学し新しい資格を取得しています。
卒業後今度は病院ではなく、美容外科クリニックに転職して2年間の勤続後、耳鼻科クリニックに転職しました。
更に翌年には最初に10年務めた病院に戻り現在に至ります。
Q:看護師は昔からなりたい職業だったのですか?
実は、看護師にはまったく興味がなくて美容関係に就職しようと思っていました。よく面倒を見てもらったお姉ちゃんが美容師だったのですが、お給料の面や、勤務時間などあまり良くなかったと愚痴を聞いているうちに、他の進路に目を向け始めました。
私はあまり勉強が得意ではなかったので成績も微妙でした・・・。大学も行く気がなかったので、凄く進路に悩みました・・その時に偶然手に取った看護専門学校のパンフレットが今の仕事をやるきっかけになりました。
「自分に向いてるな」という思いももちろんありました。母親が看護師の病棟勤務だったのでバリバリ働いていました。
親子だから私も向いているかも、これからの時代手に職を付けるほうが有利かもしれないな!と直感的に思ったのです。
結構ギリギリでしたが高校3年の半ばを過ぎたころ進路を決めました。
「看護学校とはどういったところか?」
後々お世話になる病院の付属の看護学校に何とかは入れました。母体がしっかりしているところが気に入ったのと、一番の理由は学費でした。
結構ほかの学校と比べて安くて、当時60万円もいかなかったとおもいます。
当時凄く破格な値段で倍率もすごく高かったです。医療系の予備校に通ってかなり頑張りましたね。
看護学校に在学中の3年間は家から遠かったという事もあり学生寮で過ごしました。
Q:学生の寮ってどんなところでしたか?
はじめて親元をから離れたので、ちょっと新鮮で一人暮らし気分を味わえるかな?なんて心躍らしたのですが、全然そんなものではありませんでした。
門限もあるし、風呂トイレは共同で、個室ではなく2人1部屋の狭い部屋でした・・・。まぁ同じ年代の子が多くて楽しかったですけどね。
Q:学校は忙しかったですか?
めちゃくちゃハードでした。授業や実習、レポート、テスト勉強の繰り返しで毎日の睡眠時間が2時、3時、朝方までかかることも珍しくありませんでした。
正直今までの人生の中で一番大変でした、看護学校ってホント大変ですよ~。
Q:看護学校に入ってよかったですか?
もちろんよかったです!!ですがさっきもお話しした通り辛かったなぁ~。辛かったからこそ、就職したときの喜びが大きかったですね!
これから看護学校に入ろうとしてる方には是非あきらめないで頑張ってほしいです。その先に喜びが待ってますよ♪
Q:付属の学校なら就職も苦ではなかったですか?
それが、そうでもなくて。就職活動はちゃんと行いました。3年生の夏から就職活動を始めたのですが、ほとんどの子が付属の病院の面接を受けて、落ちてしまったら他の病院に面接を受けます。
試験の内容は、筆記試験と面接、論文もあります。グループディスカッションも行いました。
そこで合格すれば内定をもらえて、そこから国家試験の勉強をはじめるという流れです。ここで国家試験に落ちたら最悪なのですが、私は無事1発合格できました。
「病院での業務内容についての質問」
4月の入社式で配属先が決まります。
私は「ICU」に希望を出していたのだけど、さらっと「手術室」勤務になりました。
「まじかーーーwww」って思いました。
Q:なぜICUに希望を出したのですか?
ICU(集中治療室)は、看護師にとって総合的スキルを身に着けることができると思いました。新人だったころは早く総合的なスキルを覚えたかったんだと思います。
Q:手術室の仕事は、主にどんなことが多かったですか?
手術室で働く看護師は(オペ看)と呼ばれていて、ドクターに直接介助や間接介助などが主な仕事になります。直接介助というのは、手術中必要に応じてドクターに手術器具をお渡しします。間接介助は手術をしているドクターや患者さん、麻酔科の医師、手術室全体を見てそれぞれサポートをしていくお仕事です。
Q:手術室の配属の最初のお仕事は?
私の場合ですけど直接介助というお仕事から始めました。間接介助はまだ新人の私にはできない仕事でしたので、無理でした。
まずは手術室の器具と使い方を覚えます、先輩看護師の横につき手術の緊張感と責任感の大切さを学びました。
Q:仕事のやりがいをおしえてください
病棟の看護師さんなら、患者さんから感謝の言葉をもらってやりがいを感じる方が多いと思います。私たち手術科の看護師はそういう場面はなかなかないので、いかに安全で手術をよりスムーズにこなしていけるかということに私のやりがいを感じました。
手術中は私の介助でドクターから「今日凄くテキパキしててやりやすかったありがとう!」といわれた時は、モチベーションが上がり嬉しかったです。
今回のインタビューは看護師を目指したきっかけや看護学校での様子など聞けて、色々と参考になりましたね。
看護師をこれから目指していく方たちの参考になれば幸いです。