「看護師さんの休日インタビュー」
看護師に限らず、休みはとーーっても大事です。
よりよいモチベーションで働くには、プライベートが充実していることが大前提で、「これでまた頑張れる!」と思えることが大事です。
看護師のイメージはみなさんどんな感じでしょう?「ハードワークが多くて休みが少ないんじゃ?」「人材不足だから休みでも、実は休めないのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は看護師のお休み事情や休日何してる?など実際看護師さんの体験談を聞きながらご紹介していこうかと思います。
日本では労働基準法という法律で定められた規定があります。
①1日8時間以上働くことは禁止
②週に40時間以上働かせてはいけない
③週に1日以上、月に4日以上の休みを与えなければならない
④年間10日以上の有給休暇を与えること
などあります。もちろん労働基準法なので看護師ではない方でも、これに該当します。
看護師は、病院によってシフト制だったりそうでなかったりで、年間休日がバラバラなところもあります。
よく見直してみると「ん?労働基準法に違反している!!」と思う方も多いのではないでしょうか?
ギリギリのラインで規定が守られていなかったり・・・・実はこの規定は正社員雇用に該当するものです。
パートだから、該当しないんだ・・・泣。という方も、看護師のお休み事情を見ていきましょう。
正社員での求人情報を見比べてみると、年間80日というところもあったり、年間130日という嬉しい職場もあります。
しかしどの職場にもメリット・デメリットもあるので見極めが必要です。
「看護師A子さんの休日事情」
私が以前働いていた病院は、年間休日がとても少ない病院で有名でした。
しかし有給休暇10日と普通ではありますが、完全消化が可能ということがウリでした。私も当時はいい職場だなと思っていました。
最初の1年目は有給休暇がないのでとても大変でした。10日の有給消化は、1年を見越した計画が必須です。
全部使ってのんびり旅行も捨てがたいですが、病気など身体を壊したとき用に残しておきたいな・・・とも考えました。
病気以外にも親族に何かあるかもしれないなど、自分に使う有給に余裕がなくなってきました。
結局は、有給がなかなか使えなく、憧れの海外旅行などは先送りです。
「うーん、ストレスがたまる!!」と、この様にプライベートが充実していませんでした・・・。もちろんその影響は仕事にも・・。モチベーションが全然上がりませんでした・・泣。
反省点としては、有給ももちろん大事なのですが、自分には給与面よりも月6日以上は休日が欲しいな~と思いました。
しっかり自分のペースで働ける病院を見極めるべきでした。反省。
また、勤務する先が病棟勤務になったりすると、夜勤も絡んでくるので休み方も全く異なってきます。
「様々な職場環境での看護師の休日」
・病棟看護師の場合、夜勤、日勤、準夜勤などがあり、ほとんどの職場がシフト制で構成されていると思います。
総合病院、救急外来がある病院などでは土日も関係ありません。もちろん大型連休や正月休みも関係ありません。
「みんなが休みの時私も休みたいな~」と思う方には合わないでしょう。
しかし反対に、世間の休日はどこも混雑するから、平日休みでも私は構わないというタイプの看護師にはピッタリかもしれません。
・クリニックや診療所などの場合は、基本的に日勤が多いでしょう。土日もお休みのところが多く、ゴールデンウィークなど大型連休の長期休暇も取りやすいです。
また、派遣社員の看護師は働く時間が決まっている事が多く、休み事情は基本的に正社員と同じです。
「週何日シフト制」など規約によって決まってくるでしょう。アルバイトの看護師も同じで、採用された種類によって異なります。(非常勤が多い)
お子さんをお持ちの看護師さんは、とても厳しい状況と思うかもしれませんが、日勤専門のパートタイムもあります。
「病棟看護師でも土日は休み」など働くママさん専用のシフトも用意されていて、最近は看護師確保のため融通のきく病院は多いのです。
夜勤専門のアルバイト看護師も多く、非常勤という形になります。常勤は正社員と一緒で労働基準法に規約されています。
1か月で144時間以上働くことができません。非常勤なら勤務する病院を変えれば正直いくらでも働ける事になります。
(凄くハードスケジュールになりますが・・・。)
反対を言えば休みたい分だけ休む事も可能です。非常勤は気持ち的に楽そうに思いますが夜勤を連続で行うと体がついていきません。精神的にもきついでしょう。
自分の体と相談しながらベストなワークスタイルを選んでいく事が重要です。
「看護師の休日は?」
よりよい勤務体制をとるにはプライベートの充実が大事と冒頭にお話ししました。
看護師の休日で大事なのが睡眠のコントロールです。特に病棟看護師は日勤と夜勤があるので生活のリズムが崩れやすいのです。
睡眠時間もバラバラになるので、健康管理も気を付けなければいけません。
質の良い睡眠をとるために看護師さんは色々と工夫をしています。例えば夜勤明けの昼間でも仮眠ができるように、お部屋のカーテンは遮光カーテンだったりします。
また夜勤が身体に慣れてくると、明けてもすぐ眠くならず、その分夜にぐっすり眠ることができたり、睡眠のコントロールがうまくできる様になっていきます。
看護師になりたての時期は、この睡眠のコントロールができないので、朝、電車で寝てしまって職場に迷惑をかけてしまったという話をよく聞きます。
また帰りの電車で寝過ごして終電を逃し、泣く泣くタクシーを使うなど失敗例は多くあります。
このように看護師の休日事情について、体験談を含めご紹介していきましたがいかがでしたでしょうか?
もちろん働く職場によって休み方も変わってくると思います。
給与や待遇も大事ですがしっかり休日の日数などを確認して、自分に合った職場を見つけてください。
この記事が参考になったら幸いです。