看護師の特集まとめ

専門分野のお仕事

「専門分野のお仕事とはどんな?」

看護師のお仕事は、近年病院や診療所だけではなく、老人介護施設や企業など、多様化が進んでおります。
女性看護師のイメージが強いですが、男性看護師も年々増えています、あとシニアの看護師も増えており長く活躍できる業種のひとつです。
また、特定の医療行為など一定の条件のもと、医師の判断を待たずに看護師が行うことができます、もちろん研修など必須ですが、高齢化が進んだ現代社会に対応し、看護師の仕事は需要はますます高まるばかりです。

看護師には、看護師と准看護師の2種類があり、看護師は医療系の国家資格です。
(厚生労働省)准看護師は都道府県が発行する資格を持ち、看護師の指示のもと患者のケアをします、看護師と同様にけが人や病人、妊産婦の世話など医師や看護師のフォロー業務を行います、看護師と准看護師、双方名前は違えど、患者さんにきめ細かいケアを行います。

医療の現場では常に緊迫とした空気が流れてます、看護師の分野でもいろいろな専門分野があって、色々な病気やケガなどにも対応できるようになりました、その中でも医療のにかかわるエキスパート「専門看護師」というお名前を聞いたことはないですか?

専門看護師とは、全国でも2000人ほどしかいない、たいへん希少性が高い看護師さんのことです。
看護師の中でもプロ中のプロということですね!専門看護師の主な仕事は、患者さんのケアだけではなく、患者さんの家族や医療関係者、地域社会など多くの方と関わり合いが深い看護師です。

・患者さんを地域と連携してサポートできる
・看護師の頼れるリーダーとして、優秀な看護師の育成
・専門看護師の知識や実務を現場で実践
・チーム医療の中心 フォロー


専門看護師に向いてる方の特徴は、地域など多くの人々と関り、よりよい看護を患者さんに提供したいと考えてる人、看護師リーダーとなり医療チームを支えていきたいという人にピッタリの資格です。

専門看護師は、13の専門分野に分かれていて、様々な医療ニーズに対応できます。

このように全国でも希少性の高い専門看護師は看護師さんのキャリアアップ、憧れですね!

他にも看護師さんの憧れのスキルアップの資格として「認定看護師」というのもあります。
救急看護や訪問看護など、特定の看護の分野において高い「看護技術」「知識」が認められた看護師のことです。
しかも認定看護師は全部で21の分野に分かれていて、訪問看護などだけではなく、集中ケア、リハビリテーション看護など様々な分野があります。

まとめると、特定の分野に長けている看護師になるためのプロフェッショナルな資格です。
認定看護師の資格を取得すれば、いろいろなメリットがあり、とても魅力的で看護師さんの憧れの資格のひとつです。

近年流行りの「助産師」の資格の次に人気の資格となっております。

「専門看護師・認定看護師を取得するためには?」

専門看護師・認定看護師を取得するためには?


看護師憧れの資格として人気の高い「専門・認定看護師」ですが、資格を取得すること自体がとてもハードということでも有名です。

まず、認定看護師を取得する条件が・・・・。
・看護師・保健師・助産師いずれかの資格を取得している
・看護師の実務経験が5年以上、(うち3年以上は認定看護の分野の経験が必須)
・認定看護師教育機関にて認定看護師教育課程(6ヶ月・615時間以上)を修了し、認定審査の受験資格を取得している
・日本看護協会が毎年1回実施している、認定看護師認定審査に合格していること


ちょっとハードルが高そうですね。しかし看護師のキャリアアップには欠かせない資格です。

続いては専門看護師の資格取得条件です。
一番ハードルが高いといわれている理由は「大学院に2年間通う必要があるということです」なので、看護の仕事との両立がとても難しいと言われております。

専門看護師を視野に入れている方は、大学院の受験勉強などあらかじめ準備が必要となります。病院によっては資格応援制度もあるので調べてみてもいいかもしれません。

「プロフェッショナルな看護師のお仕事内容は?」

専門看護師は、先ほども話したように13の分野に分かれています。
もう少し調べていきましょう。

▼公共社団法人日本看護協会の公式ホームページを見てみると

・がん看護
がん患者の身体的な苦痛や精神面の看護をする、患者の家族に対してQOL(生活の質)の視点に立った水準の高い看護を提供する。

・精神看護
精神疾患患者に対して水準の高い看護を提供する。また、一般病院でも心のケアを行う「リエゾン精神看護」の役割を提供する。

・地域看護
産業保健、学校保健、保健行政、在宅ケアのいずれかの領域において水準の高い看護を提供。

などなど他にも、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援、在宅看護、遺伝看護、災害看護など専門看護師になる場合は、これらの13の分野からひとつ選び、集中的に学んでいかなくてはいけません。

▼一方、認定看護師は21の分野に分かれています。

・救急看護
救急医療現場における病態に応じた迅速な救命技術、トリアージの実施、災害時における急性期の医療ニーズに対するケア、危機状況にある患者や家族への早期的介入及び支援。

・皮膚・排泄ケア
褥瘡などの創傷管理およびストーマ、失禁等の排泄管理、患者・家族の自己管理およびセルフケア支援。

・集中ケア
生命の危機状態にある患者の病態変化 を予測した重篤化の予防、廃用症候群などの二次的合併症の予防および回復のための早期リハビリテーションの実施。

その他に、緩和ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護、訪問看護、感染管理、糖尿病看護、不妊症看護、新生児集中ケア、透析看護、手術看護、乳がん看護、摂食・嚥下障害看護、小児救急看護、認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護、がん放射線療法看護、慢性呼吸器疾患看護、慢性心不全看護があります。

特に認定看護師は専門分野が多いことがわかりましたね。

専門看護師や認定看護師は、看護師の憧れといっても過言ではないですが、それゆえハードルも高い資格です。
日本の医療がよりよいものとなり、看護師業界の推進に繋がるといいですね。

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